van socia BLOG

数日前から、たまたまDVDでNHK朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」を観ていた。
私が落語を知るきっかけになったドラマだ。

朝の連ドラはいつも見るわけでもないので、まあたまたまと言っていい。
ちりとてちんは面白かった。

そこへ草若師匠を演じた渡瀬恒彦さんの訃報が。
とても素晴らしいお芝居で、それまであんまり気にしたことがなかったのだが、一気にファンになってしまった。
高座に上がられなくなって落ちぶれた、髪ボサボサごま塩ひげの飄々とした感じも良かった。
復活したあとのピリっと格好良い師匠も良かった。

青木崇高さんもあれが出世作だと思う。4人の弟子、みんな良かった。落語の人情噺を見ているような。
それとやはりお母ちゃん糸子を演じた和久井映見さんが素晴らしかった。
「お母ちゃんみたいになりたくないの！」これ、あまちゃんでユイちゃんも言ってたなあ。娘または母である女性には胸の詰まるセリフなのだ。

ちりとてちんの中の草若師匠は、まだ高座にもあがらずに呑んだくれている。まだDISC1だからね。
なんか寂しいなあ。
ご冥福をお祈りします。